自分史レポート|こちら制作室
自伝や自分史を作ろうと考えたとき、多くの方が最初にぶつかる壁は「何から書き始めればよいか分からない」という点です。
ここでは、プロの代筆者が行う自伝作成の取材ノウハウや進め方を、段階的に具体的に解説します。読者が自分でも行動できるポイントと、プロに依頼すると得られるメリットを両方含んでいます。
自伝作成において最初に必要なのは情報整理です。紙やデジタルのメモ、写真、年表、手紙、日記など、人生を振り返る材料をできる限り集めます。プロの代筆者はこの段階で、取材の方向性や質問の順序を決め、効率的に必要な情報を引き出せるよう準備します。
資料整理の段階で迷いや不安を取り除けると、取材本番もスムーズになります。また、情報を分類しておくことで、執筆時に漏れや重複を防ぐことができます。

取材は単に質問を投げかけるだけではなく、共感をベースに行うことが重要です。対象者が安心して話せる環境を作り、具体的なエピソードや感情を引き出すことが、自伝の深みを生みます。
取材では、単なる事実の羅列ではなく「なぜその選択をしたのか」「その時どんな心境だったか」を引き出すことがポイントです。プロは質問の言い回しや順序を工夫して、自然に深い情報を引き出します。

取材で得た情報を整理して構成案を作成します。編年体にするか、テーマ別にするか、読み手や目的に合わせて章立てを決めることが大切です。構成案は必ず依頼者に確認してもらい、納得できる形で進めます。
章立てを丁寧に作ることで、原稿全体が散漫にならず、完成度の高い自伝が出来上がります。また、章ごとにフィードバックを受けることで、執筆途中でも修正が容易です。

構成案をもとに文章化を開始します。代筆者は章ごとに執筆し、依頼者の確認を経ながら次章に進めます。文章化の段階で意識すべきポイントを紹介します。
文章化を丁寧に行うことで、自伝は単なる記録から「読み物として面白い作品」に昇華します。

ある依頼者は学生時代の挫折体験を話すのをためらっていました。プロの取材では、まず成功体験や趣味の話から始めたことで、自然に挫折体験も語れるようになりました。 別の事例では、家族との関係を描きたいが、直接聞くのは難しい場合、本人の視点でエピソードを整理し、資料や写真を組み合わせて文章化しました。読者が読んでも納得できる文章になっています。
取材の順序や質問方法、資料の活用方法に工夫を加えるだけで、深みのある自伝を作ることができます。文章化の段階でも、表現や語り口を調整することで、読み手に伝わる文章になります。

この三つのポイントを意識すれば、自伝は単なる記録に留まらず、家族や読者に伝わる作品として完成します。
これらの工夫を取り入れることで、自伝はさらに読み応えのあるものになります。文章や構成に不安がある場合は、迷わずプロに相談することが完成度を高める鍵です。

「長編原稿プラス」は、代筆専門「さくら作文研究所」の運営する原稿作成代行サービスです。「本を出したい」「自分を表現したい」――その想いは万人の根底にあるもの。小説のゴーストライティングを専業としていた時代から培った『原稿力』を駆使し、原稿作成と自費出版のサポートで、みなさまの夢の実現に力を尽くします。

代筆家。 鹿児島出身。広告制作を経て文章クリエイティブに携わり、2010年に小説代筆専門「小説代理原稿連合会」を設立。2014年にフリーランスとなり、「さくら作文研究所」をはじめ数々の代筆ブランドを運営する。手紙・スピーチなど短文原稿の他、小説・自分史等の長編原稿を手掛け、400件以上の受注実績を持つ。著書に『読ませる個人史のつくりかた』『創作系ゴーストライターのつくりかた』『落語随想 八世可楽解釈』などがある。
ゴーストライティングのために書影をご紹介できないのが残念でなりません。
多くのお客様が個人出版(ハードカバー/ソフトカバー)されています。印刷までご依頼いただいたお客様には、もれなく電子書籍化もいたしております。10ページほどの配布用小冊子(販促小説)から、ハードカバー豪華装丁の社史作成まで様々です。お気軽にご相談ください。

母の自分史をつくる
自分史作成インタビュー②
創業記・会社史をつくりたい
自分史作成インタビュー③
※ グループサイト「さくら作文研究所」の作成動画です。

